間葉系幹細胞増殖培地 - 株式会社バイオ未来工房オフィシャルサイト

BSCM-PL1 間葉系幹細胞増殖培地
(アルブミンフリー)

ヒト・動物由来原料やアルブミン由来のウイルス感染リスクを排除した安全性の高い再生医療研究用培地

概要

ヒトの間葉系幹細胞の安全性増殖に特化した培地です。脂肪や骨髄、臍帯、歯髄由来などの間葉系幹細胞にご使用いただけます。

特長

・安全性が高い

アルブミンフリー(アニマルフリー)
※ご自身で用意した血清を2%程度添加して使用してください

・自家培養が可能(自己血清を使用した場合)

・分化能の維持

・ロット間の性能差が小さい

・培養容器へのコーティング不要

・冷蔵保管

・Made in Japan

・原薬等登録原簿に登録済(2024/6/27)

アルブミンフリーについて

アニマルフリーとは、ヒト・動物由来原料が含まれていない培地のことで、アルブミンフリーとは、アニマルフリー+組換え等のアルブミンが含まれていない培地のことです。ヒトや動物由来原料が培地中に含まれていると、ウイルスへの感染リスクがあるため、それらのリスクを排除した安全性の高い培地となっています。ヒト、動物由来原料以外にも植物や微生物由来原料の使用もできるだけ抑えるためにアルブミンフリーの培地にしています

使用方法

  1. 開封後、抗生剤を培地ボトルに直接添加してから使用してください。
  2. 血清(ヒト血清、FBS等)は培養する都度添加してください。
    (培地ボトルに直接血清を添加しないことをおすすめします。)

製品データ

hASC・・・・・ヒト脂肪由来幹細胞

hWJ-MSC・・・ヒト臍帯ホウォートンゼリー由来幹細胞

細胞形態

幹細胞分離基材を使用して、ヒト脂肪組織をBSCM-SP1 脂肪幹細胞分離培地(1%ヒト血清添加) で培養した際のhASC(ヒト脂肪由来幹細胞)の増殖を確認した。

培養5~6日目から基材の線維に沿ってoutgrowthしているhASCの存在が確認できる。細胞が少ないと見つけるのが難しい。

培養9~10日経過すると、hASC が基材に沿ってoutgrowthしていることがはっきりと確認できる。

アルブミン測定

増殖性能比較

hASCとhWJ-MSCをBSCMPL1培地(1%FBS)と基礎培地(10%FBS)で8継代まで培養し、各継代の細胞数を測定した結果、hASCとhWJ-MSCはBSCM-PL1培地で優れた細胞増殖を示した。

細胞表面マーカー

6継代後のhASCとhWJ-MSCの細胞表面マーカーの発現を確認した結果、間葉系幹細胞(MSC)に特徴的な表面マーカー(CD105,44,29,73,90)は発現を保持しており、血球系細胞に特徴的な表面マーカー(CD45,14,31)は発現していなかった。

分化能

6継代後のhASCとhWJ-MSCを脂肪細胞、 骨芽細胞、軟骨細胞に分化誘導して染色し た結果、各細胞に分化した。
(写真はhASCから各細胞に分化誘導して染色した写真)

Oil Red

Alizarin Red

Alcian Blue

製品内容

製品番号 BMK-S002
製品名 BSCM-PL1
間葉系幹細胞増殖培地
(アルブミンフリー)
容量 500mL
入数 1本
保存 冷蔵
希望販売価格 お問い合わせください
一覧へ戻る