組織からの幹細胞分離
ご用意いただいたヒトの組織(脂肪、臍帯、骨髄、歯髄など)から幹細胞を分離します。
特徴 -features
- 基材分離法で幹細胞を分離するため、純度が高い幹細胞を回収できます。
- コラゲナーゼを使用していないため、細胞へのダメージが少ない幹細胞を回収できます。
- アニマルフリー培地で培養するため、自己組織と自己血清をご用意いただければ、完全自家培養が可能です。
こんな方におすすめ-recommended
●脂肪、臍帯などの組織から間葉系幹細胞を採取、保管などをしたい方におすすめです。
- 専門家にお願いして、より質の良い細胞や培養上清を手に入れたい
- せっかく組織が残っているので、幹細胞を採取しておきたい
- 培養に慣れていない、何を気を付ければよいかわからない
- 培養する器具、設備が揃っていない
- 研究用試料として必要
- とりあえず相談だけでもしてみたい
分離までの流れ -flow
※各項目をクリックすると、詳細を表示します。
① 組織受入
冷蔵で組織保存液に入れて送っていただきます。
② 分離培養
(2週間程度)、必要に応じて安全性試験を実施。
③ 細胞回収
初代細胞を回収します。
④ 継代
必要に応じて、細胞の一部を採取し、新たな別の培養容器に移します。
⑤ 細胞回収
(第一継代細胞)※血清量、培養量によって自家培養ができない可能性があります。
⑥ 凍結またはフラスコで納品
※弊社で細胞保管も可能です。また、保管中の細胞から培養上清を調製することも可能です。
提出物 -submission
- 分離した細胞(P0細胞のみ、またはP0とP1細胞)
- 試験成績書
(無菌試験、エンドトキシン試験、マイコプラズマ否定試験)
確認事項 -confirm
- 組織の部位
- 自己血清の有無
(完全自家培養の場合、20mL以上の血液が必要となります)
- 採取方法
- 採取時期
(可能な限り弊社到着の前日に採取してください)
- 培養上清の回収・調製、細胞保管
- その他必要事項等
注意事項 -caution
- 組織の状態や部位によって、幹細胞が分離できない場合は作業費のみいただきます。
- マイコプラズマ等に感染していた場合、培養を続ける際は追加で費用を頂戴いたします。
- 医療機関で行われる再生医療等(臨床研究、自由診療)には使用できません。