培養上清作製・調製
ご用意いただいた細胞をまたは弊社の細胞を培養し、培養上清を作製(回収)いたします。必要に応じて培養上清を調製いたします。
特徴 -features
- アニマルフリー培地を使用して培養します。
→自家培養が可能
- 弊社独自の調製方法により、老廃物や培地由来成分などの低分子を除去することで 不要な成分をできるだけ取り除いております。
- 品質試験(エンドトキシン試験、マイコプラズマ否定試験、無菌試験)を実施して提出します。
こんな方におすすめ-recommended
- 老廃物などを取り除いた、より安全性の高い培養上清が欲しい
- 専門家にお願いして、より質の良い細胞や培養上清を手に入れたい
- 培養に慣れていない、何を気を付ければよいかわからない
- 培養する器具、設備が揃っていない
- とりあえず相談だけでもしてみたい
試験データ-test data
①老廃物の有無
培養上清の調製前と調製後で老廃物(アンモニア、乳酸)の量を測定した結果、アンモニアと乳酸を除去したことが確認できた。
②増殖への影響
2%FBSと10%精製CMの比較
分離までの流れ -flow
※各項目をクリックすると、詳細を表示します。
① 組織受入
冷蔵で組織保存液に入れて送っていただきます。
② 分離培養
(2週間程度)、必要に応じて安全性試験を実施。
③ 細胞回収
初代細胞を回収します。
④ 継代
必要に応じて、細胞の一部を採取し、新たな別の培養容器に移します。
⑤ 細胞回収
(第一継代細胞)※血清量、培養量によって自家培養ができない可能性があります。
⑥ 凍結またはフラスコで納品
※弊社で細胞保管も可能です。また、保管中の細胞から培養上清を調製することも可能です。
提出物 -submission
- 分離した細胞(P0細胞のみ、またはP0とP1細胞)
- 試験成績書
(無菌試験、エンドトキシン試験、マイコプラズマ否定試験)
確認事項 -confirm
- 組織の部位
- 自己血清の有無
(完全自家培養の場合、20mL以上の血液が必要となります)
- 採取方法
- 採取時期
(可能な限り弊社到着の前日に採取してください)
- 培養上清の回収・調製、細胞保管
- その他必要事項等
注意事項 -caution
- 組織の状態や部位によって、幹細胞が分離できない場合は作業費のみいただきます。
- マイコプラズマ等に感染していた場合、培養を続ける際は追加で費用を頂戴いたします。
- 医療機関で行われる再生医療等(臨床研究、自由診療)には使用できません。