培養上清作製・調製 - 株式会社バイオ未来工房オフィシャルサイト

培養上清作製・精製

ご用意いただいた細胞をまたは弊社の細胞を培養し、培養上清を作製(回収)いたします。必要に応じて培養上清を精製いたします。

培養上清の精製のみも可能です。

特徴-features


01

完全自家培養可能

アニマルフリー培地で培養するため、自己組織と自己血清をご用意いただければ、完全自家培養で培養上清を回収可能です。

02

老廃物の除去

弊社独自の調製方法により、老廃物や培地由来成分などの低分子を除去することで 不要な成分をできるだけ取り除いております。

03

培養上清の濃縮・フリーズドライ

精製後の培養上清は濃縮されているため、そのままお渡しでも分注も可能です。またフリーズドライも実施可能です。

こんな方におすすめ-recommended

  • 老廃物などを取り除いた、より安全性の高い培養上清が欲しい
  • 専門家にお願いして、より質の良い細胞や培養上清を手に入れたい
  • 培養に慣れていない、何を気を付ければよいかわからない
  • 培養する器具、設備が揃っていない
  • とりあえず相談だけでもしてみたい

試験データ-test data

【培養上清精製のメリット】

①老廃物の有無

培養上清の精製前と精製後で老廃物(アンモニア、乳酸)の量を測定した結果、アンモニアと乳酸を除去されたことが確認できた。

【アンモニア】

培養上清液A 培養上清液B 培養上清液C 培養上清液D
精製前 1,148 1,532 1,284 1,660
精製後 23 4 12 20

【単位:μg/dL】

【乳酸】

培養上清液A 培養上清液B 培養上清液C 培養上清液D
精製前 4.45 3.25 1.5 3.39
精製後 0.02 0 0 0.02

【単位:mM】

②増殖への影響

※結果更新予定ですが、現段階でのデータを載せます

培地に精製前と精製後の培養上清(CM:Conditioned Medium)を増殖培地添加して培養した結果、精製後の培養上清を添加した細胞の方が23%も細胞数が増加していた。

調製の流れ-flow (●200mL回収する場合)

1

【細胞受入、培養開始】

細胞を受け入れ、培養を開始します。

2

【T-175フラスコ等で拡大培養】

T-175フラスコ等で拡大培養を行います。

3

【培養上清回収】

培養上清(幹細胞を培養した液から幹細胞を取り除いた上澄み液)を回収します。

4

【精製】

老廃物を除去するための精製を行います。

5

【濃縮培養上清(20mL)】

濃縮量は調製可能です。

6

【フリーズドライ、分注等】

フリーズドライ、分注(一定量ずつ分配)等を行います。

提出物 -submission

  • 試験依頼書、同意書
  • 培養上清液
  • 試験成績書
    (無菌試験、エンドトキシン試験、マイコプラズマ否定試験)

確認事項 -confirm

  • 培養方法
    (完全自家培養、無血清培養など)
  • 上清回収量
  • 自己血清の有無
    (完全自家培養の場合、採血管2本以上が必要となります。)
  • 分注、フリーズドライの有無
  • 細胞の種類(脂肪由来幹細胞など)
    →依頼書をご記入後、追加で必要事項をヒアリングさせていただきます。
  • ご不明点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。

注意事項 -caution

  • 「研究用試薬」としての販売となります。